青山学院大学 社会情報学部 履修証明プログラム
ワークショップデザイナー育成プログラム
- 対象者、人数
- 社会人100名程度(年間2期実施)
カリキュラムデザインのポイント
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01
ワークショップをワークショップで学ぶ
ワークショップに欠かせない「協働」の難しさや可能性を、知識のインプットではなく、受講生自身がワークショップを通して体験する中で、自分事として腹落ちしてもらうカリキュラムを取り入れています。
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02
経験を軸に学ぶ
不完全でもまずは1回実践し、その後の振り返りから得た自分なりの知見を次に活かし、実験していく、そのプロセスにこそ学びがあると考えています。アウトプットの出来に関わらず、実践を振り返る中で学びを得ていく、経験から学ぶカリキュラムを取り入れています。
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03
越境的な関わり合いの中で学ぶ
共通言語が違う人たちとの困難を伴うコミュニケーションの中で、他者を通した気づきが生まれ、深い学びへとつながります。普段出会うことのない人たちとの越境的な関わり合いの中で、互恵的に学びあう経験をカリキュラムの中心に取り入れています。
デザイナーの思い
ワークショップデザイナーとは、「コミュニケーションの場づくりの専門家」です。
「コミュニケーション」とは、身近なコミュニケーションから地域・社会のコミュニティなど広い範囲を考えています。
「場づくり」とはコミュニケーションが促進されるコンテンツ(内容)、スペース(空間)、チャンス(出会い)をデザインしていくことだと考えています。
「専門家」とは、異分野や異文化の垣根を越境したり、横断したりして、つながりをつくり、新しい価値観を生み出すことができる専門性を持った人を意味しています。
時代の変化とともに複雑化していく社会の中で、「コミュケーションの場」の必要性は高まっていきます。今まさに、人と人、コミュニティとコミュニティの「結び目」の機能を果たしていける、「コミュニケーションの場づくりの専門家」としてのワークショップデザイナーが必要とされているのです。
ワークショップデザイナーは偉い先生でもなんでも解決出来るスーパースターでもありません。しかし、ワークショップという手法を潤滑油として、場を通して考えていくことの可能性と限界を模索できます。
つまり、共に一歩を踏み出すことを試そうとするのがワークショップデザイナーなのです。