ダイアログ4
人と人の間のコミュニケーションには「ズレ」があるということを、体感するワークです。
グループワークなどを実施する前に行うことで、良好なコミュニケーションを期待することができます。
概要
「ダイアログ4」は、人と人との間のコミュニケーションには「ズレ」があることを体感するコンセプトワークです。
グループで話し合いをする時などに、「自分はちゃんと言ったのに相手は理解してくれない」「合意していたつもりだったけどお互いの理解が違かった」ということから、コミュニケーションにズレが生じることがあります。
グループワークを実施する前にダイアログ4を行うことで、コミュニケーションにはズレがあるということを認識することで、より良好なコミュニケーションを行うことができます。
具体的な手順
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Step 1.
4人1組のグループを組む
4人1組のグループを組み、A〜Dを決めて、図のように並ぶ(座る)。
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Step 2.
AさんとBさん、CさんとDさんがペアになり話す
AさんとB さん、CさんとDさんがペアになります。まずは1人が特定のテーマについて時間(1分間程度)を決めて話し、もう1人は話を聞きます。時間がたったら役割を交代します。
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Step 3.
AさんとCさん、BさんとDさんがペアになり話す
AさんとCさん、BさんとDさんがペアになります。話すテーマは「Step2で聞いた話」です。まずは1人がStep2で聞いた話について時間(1分間程度)を決めて話し、もう1人は話を聞きます。時間がたったら役割を交代します。
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Step 4.
AさんとDさん、BさんとCさんがペアになり話す
AさんとDさん、BさんとCさんがペアになります。話すテーマは「Step3で聞いた話」です。まずは1人がStep3で聞いた話について時間(1分間程度)を決めて話し、もう1人は話を聞きます。時間がたったら役割を交代します。
※Step2で自分が話した内容が、伝言ゲームのように伝えられてきて、Step4でもう一度自分に戻ってきます。 -
Step 5.
感想を話す
4人1組で、ダイアログ4で感じたことや気付いたことを、自由に話します。
体験者の感想
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自分が聞いた内容を人に同じ粒度で伝えるのは難しい。人を間に介すと情報が変化するということに気付いた。
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聞くことの難しさに気付きました。意外と聞いた内容を正確に憶えていない、他人に話そうとすると「あれっ」となりました。逆に話す方も、ポイントを絞って「これだけは伝えたい」ということを、しっかり伝えることが大切だと思いました。
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伝え理解してもらうことの難しさ、聞く側の姿勢を再認識した上でグループワークに臨むことができました。ちゃんと伝わっているか相手の様子を見ながら話したり、相手の話を聞く時も丁寧に聞くことを意識するきっかけになりました。