ほっトーク
講義などを受けた後に、分からないことを同じ立場のメンバーと共有する中で、お互いの理解を交換するワークです。
分からないのは自分だけではないとほっとするとともに、答えを講師に求めるのではなく、
自分たちで疑問の解消に向けて思考することを目指します。
概要
「ほっトーク」は、講義などを受けた後の振り返りとして活用できるコンセプトワークです。講義などを受けた直後の、「わからないことを分からないままにしたくない」「自分の理解や気づきを整理したい」という参加者の想いに寄り添うことができます。
また、講義の直後に質疑応答をすると講師に直接的な答えを求めるような質問になりがちですが、ほっトークを間に挟むことで、対話的な質疑応答となります。
具体的な手順
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Step 1.
講義を通して分からなかったことを2〜3つ考えて付箋に記入する
まずは講義のノートやメモを見返しながら、講義の内容を思い出し、分からなかったことを2〜3つ付箋に記入します。
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Step 2.
グループでほっトーク
それぞれが持ち寄った分からなかったことについて、付箋に書かれた内容を全員が見えるように見せながら、どんなところが気になったのか・疑問に思ったのかなどを共有します。
ほっトークでは、「自分がどんな風に理解したか」を大切にするため、答えを教える・教えてもらうということではなく、自分はこう感じた・こう考えた、というように話すことを意識してもらいます。そのプロセスの中で、「ほっ」としたり、お互いに補い合いながら、もう一度理解し直していくことを目指します。 -
Step 3.
講師へ質問する(任意)
ほっトークを経てもなお、「分からなかった」「質問してみたい」という内容がある場合は、講師へ質問します。
体験者の感想
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ほっトークでお互いにわからない、釈然としないポイントを共有しあえて面白かった。講義の中でさりげなく出てくる言葉の意味を、一つ一つ理解する必要があると気づけた。
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ほっトーク、とても良かったです。悩んでいるのが自分だけじゃないんだ、という仲間を見つけたり、気にしていなかった部分から新たな気づきや疑問を得ることができました。
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ほっトークで皆さんもおよそ同じような疑問を持っていることもわかり、解決には向かわなくても今後の学びに向けての姿勢は強めることができたと思います。